歩きスマホをしていて交通事故に遭った場合の過失割合
1 歩きスマホ中に事故に遭ってしまったら
歩きスマホは大変危険であり、事故に巻き込まれてしまう可能性があるので絶対にすべきではありません。
しかし、歩きスマホ中に事故に遭ってしまったからといって、それだけで歩行者の方が悪いということにはなりません。
基本的に、歩行者は、車やバイク、自転車などと比べて、被害が大きくなりやすい「交通弱者」であるため、過失割合においても、比較的歩行者に有利になるような決められ方がされています。
ですので、歩きスマホで赤信号を無視して、青信号で侵入してきた車にぶつかられたというような例外的な場合を除き、相手方の車両にも過失があるとされることがほとんどです。
そのため、自分が歩きスマホ中に事故に遭ってしまった場合でも、きちんと警察に事故の届け出をして、必要に応じて治療費等の賠償を請求できるよう相手方の名前や住所、任意保険の情報などはしっかり確認しておくようにしましょう。
2 歩きスマホによる過失割合の変化
「歩きスマホだから過失が○パーセント」と決まるわけではなく、歩行者と相手方がどのような状況で事故になったのかに基づいて、基本の過失割合は決まります。
基本過失割合から、「歩きスマホ」であった事情を踏まえて、歩行者側の過失が検討され、「著しい過失」か「重過失」にあたるかが判断されます。
ですので、歩きスマホでなかった場合と比較して、おおむね過失割合が5~20パーセント程度多くなることが多いと思われます。
3 歩行中に交通事故に遭ってしまい、弁護士に相談を検討されている方は
歩行中に事故に遭ってしまった場合には、身体が直接車に接触するので、怪我が大きくなりがちです。
歩きスマホをしていたことは確かに一定程度の落ち度になるものですが、それがあるから一切の賠償が補償されないというものでもありません。
ですので、歩きスマホ中に交通事故に遭ってしまった場合でも、大きなお怪我をされたような場合には、ためらわずにすぐに弁護士に相談してください。
























